愛玩動物飼養管理士

【愛玩動物飼養管理士2級 】第Ⅱ編 人と動物の関係学Ⅰの学習ノート④]

この記事でわかること

ポイント

愛玩動物飼養管理士2級の教本1巻第Ⅱ編
人と動物の関係学Ⅰの「第6章 利用目的に
より異なるかかわり方」について概要がわ
かります。

まり

飼育動物と野生動物の現状と課題ついて勉強をしていくよ。

難しそうな話だなぁ。。。

ばじる
まり

大丈夫、ポイントをしぼって説明するからね!

ありがとう!

ばじる

はじめに

人とのかかわり方によって動物のカテゴ
リー(家庭動物、産業動物、実験動物、
展示動物など)は異なります。

この章では、動物関係法令とカテゴリー
ごとの現状と課題について学習をします。

動物のカテゴリー

ポイント

  • 飼育動物(家庭動物、産業動物、実験動物、展示動物など)
  • 野生動物(普通種、指定種 外来種と希少種)

【飼育動物】

◆家庭動物:
犬、猫、小鳥などのペットやコンパニオン
・アニマル。

◆産業動物:
牛、馬、豚など畜産業のために飼育される
動物。

◆実験動物:
マウス、モルモットなど医学、生物研究の
ために飼育される動物。

◆展示動物:
動物園で飼育されている野生動物。

【野生動物】

◆普通種:
人に飼育されておらず、自然環境下
に生息している動物。

◆指定種 外来種:
その地域に存在しなかった動物。
例)アライグマ、ブラックバスなど

◆指定種 希少種:
国内に生息する絶滅の恐れのある野生動物。
例)コウノトリ、トキなど

動物愛護管理法の仕組み

動物愛護管理法の適用対象動物について。

動物愛護管理法は、終生飼養の家庭動物、
展示動物に関しては理念と規制が機能する
が非終生飼養の産業動物や実験動物には理
念のみの機能となります。

飼育動物の現状と課題

飼育動物は、家庭動物、産業動物、実験
動物、展示動物にわけられます。

各々の現状と課題について説明をしてい
きます。

1.家庭動物の現状

ポイント

  • 犬、猫は日本国内飼育数が15歳以上の子どもの人口を上回る(2003年)
  • 猫の飼育頭数が犬の飼育頭数を上回る(2017年)
  • ペット関連市場希望は1兆5千億円を超え、微増傾向

【問題点】

ポイント

  • 飼い主による飼育放棄
  • ブリーダー崩壊
  • 犬、猫以外の共通感染症

2.畜産動物の現状

ポイント

  • 1964年発刊された「アニマル・マシーン」がきっかけで動物福祉の考えがはじまる
  • 「5つの自由」が浸透する

【問題点】

ポイント

  • 日本は国民性や歴史、風土の違いからヨーロッパと比べ「動物福祉」の理解や形成合意が不十分

3.実験動物の現状

ポイント

  • ヨーロッパ型:実験動物の扱いと動物実験の実施を同じ法律で規制
  • アメリカ型:法規制と自主管理を混合
  • 日本型:「実験動物の福祉」と「適正な動物実験」は異なるルールがある

【問題点】

ポイント

日本では、「実験動物の福祉」と「適正な動物実験」は異なるルールがある

4.展示動物の現状

ポイント

  • 展示動物=動物園動物
  • 動物愛護管理法の第一種動物取扱業
  • 動物園と水族館の4つの目的
    ①種の保存
    ②調査・研究
    ③教育・環境教育
    ④レクリエーション

【問題点】

ポイント

  • 動物園の動物取扱業者の可否
  • 野生イルカの展示

野生動物の現状と課題

野生動物の現状と課題について説明をしてい
きます。

1.野生動物の現状

ポイント

  • 人為的管理化に置かれずに自由に生きている動物
  • 生息地の開発などにより絶滅のスピードが上がっている

【問題点】

ポイント

  • シカやイノシシによる農林業被害
  • 感染症の感染源になる可能性がある
  • 外来種による被害

補足:
例えば、島などの餌の量に上限があるような
閉鎖的な環境に生息している野生動物の個体
郡を守るために「個体数調整」というワイル
ドライフ・マネージメントが必要になります。

感想

現在の各々の動物がかかえている問題点を学
ぶことで、問題意識をもって勉強に取り組め
るのではと感じました。

テレビでも、捨て犬や捨て猫の現状について
発信している番組もあります。ペットはかわ
いいですが、いろいろと考えさせられる章で
した。

また、私が書いている記事は、教本の学習内
容のほんの一部です。

この記事をみて、愛玩動物飼養管理士に興味を
持たれた方は公益社団法人日本愛玩動物協会の
ホームページもみていただければ幸いです。

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