この記事でわかること
ポイント
愛玩動物飼養管理士2級の教本1巻第Ⅱ編
人と動物の関係学Ⅰの「第7章 動物とのふ
れあいとその効用」について概要がわかり
ます。
今回は、人と動物のふれあい活動
について勉強をしていくよ。
僕たちも人といっしょに遊んで
もらえるとうれしいよね!
そうだね。あと、治療や教育にも
役立っているんだよ。
そうなんだ!早く教えて!
はじめに
動物がどのように社会に貢献して人間を支
えているのか、そして動物愛護管理法をと
おして動物愛護の精神について学んでいき
ます。
人間社会に貢献する動物
人間の医療や福祉、教育の現場に動物を参
加させる形態には次の3つがあります。
ポイント
- 動物介在活動(A.A.A.)アニマル・アシステッド・アクティビティー
- 動物介在療法(A.A.T.)アニマル・アシステッド・セラピー
- 動物介在教育(A.A.E.)アニマル・アシステッド・エデュケーション
1.動物介在活動(A.A.A.)アニマル・
アシステッド・アクティビティー
ポイント
- 具体的な治療目標を持たない
- 子どもや高齢者、病気や障害を持つ人を対象
- 生活の質(Quality of Life)向上を目標
2.動物介在療法(A.A.T.)アニマル・
アシステッド・セラピー
ポイント
- 医療や福祉の専門家が明確な治療目標を設定
- 障害や疾患のある人を対象
- 心身機能の回復を目標
3.動物介在教育(A.A.E.)アニマル・
アシステッド・エデュケーション
ポイント
- 情緒や社会性の発達、動物福祉や生命倫理などの学習を目的
- 学校の教育活動の一環
- 教育目標の明記がない、動物を介在させたすべての目標が対象
◆注意点
ポイント
- 実施基準が必要
- 準備事項が多数、すぐにははじめられない
- 動物の性格的な適性が大切
- 共通感染症に気をつける
- 野生動物は使用厳禁
身体障害者補助犬
人間の生活を支える重要な役割を担っている
動物に身体障害者補助犬がいます。日本の法
律で認められているのは以下の3種です。
ポイント
- 盲導犬:視覚障害者の補助をするために訓練された犬(861頭)
- 介助犬:手や足に障害のある人を手助けするために訓練された犬(60頭)
- 聴導犬:聴覚障害者の補助をするために訓練された犬(63頭)
※頭数は2021年4月1日現在の数値です。
身体障害者補助犬法では、国や地方自治体、
公共交通機関やホテル、レストラン、デパ
ートなどでは補助犬の同伴は拒否してはい
けないことや、民間の会社や住宅では社員
や居住者が補助犬を使用することを拒否し
ないように努めなければなりません。
感想
身体障害者補助犬は、盲導犬や介助犬、聴導
犬以外にも警察犬、災害救助犬などもいます。
犬のサポート力にはあらためて感心させられ
ます。
また、私が書いている記事は、教本の学習内
容のほんの一部です。
この記事をみて、愛玩動物飼養管理士に興味を
持たれた方は公益社団法人日本愛玩動物協会の
ホームページもみていただければ幸いです。