この記事でわかること
ポイント
愛玩動物飼養管理士2級の教本1巻第Ⅲ編
動物関係法令Ⅰの「第2章 動物の愛護及び
管理に関する法律Ⅰ」について概要がわか
ります。
今回は、第1節〜第3節までになります。
続きは、第Ⅲ編 動物関係法令Ⅰの学習ノー
ト③をご覧ください。
今回は、動物愛護管理法に
ついて学習するよ。
僕も知っているよ。飼養動物に関する
法律だよね。
飼い主が守るべきことや動物に
関する規制が定められている法
律だよ。
しっかりと勉強しないとね!
はじめに
飼い主だけでなく、動物を取り扱う人たちの
飼養に関する規制が定められている「動物愛
護管理法」について学びます。
動物愛護管理法の概要
愛玩動物飼養管理士2級の範囲になっている
動物愛護管理法の概要について。
ポイント
- 目的:「動物の愛護」と「動物の適切な管理」
- 法の目指すもの:人と動物の共生する社会の実現
- 対象:家庭動物、展示動物、産業動物、実験動物
- 対象外:野生動物※別の法律で保護されている
- 学習範囲:
第1節 動物愛護管理法の概要
第2節 基本原則と飼い主の責任
第3節 動物の飼養及び保管に関する基準等
第4節 動物取扱業1
第5節 動物取扱業2
第6節 虐待等の罰則
第7節 特定動物
第8節 動物愛護週間と普及啓発
第9節 動物愛護推進員と動物愛護推進協議会
第10節 犬や猫の引取りと負傷動物の収容
第11節 周辺の生活環境の保全等
補足:
動物愛護管理法に書かれていることは基本的
なことであり、法律の下に策定された政令・
省令・告示などのすべてについて総合的に学
習することが大切である。
基本原則と飼い主の責任
動物愛護管理法に定められている「所有者や占有者の責任」
ポイント
- 動物の健康と安全の保持:所有者と占有者の責任
- 危害や迷惑の防止:所有者と占有者の責任
- 感染症の知識や予防:所有者と占有者の責任
- 所有の明示措置:所有者の責任
- 逸走(逃げ出すこと)の防止:所有者と占有者の責任
- 終生飼養:所有者の責任
- みだりな繁殖を防止するための不妊去勢措置などの実施:所有者の責任
補足:
所有者:飼い主
占有者:一時的に動物を預かる人も対象。
例)ペットホテルやトリマーなど。
この条文には、以下の「5つの自由」の精
神も込められています。
ポイント
- 飢えと渇きからの自由
- 不快からの自由
- 苦痛からの自由
- 恐怖と抑圧からの自由
- 自由な行動をとる自由
動物の飼養及び保管に関する基準等
飼い主などが守らなければならない責任の
内容や飼養動物の飼い方を具体的にしまし
た基準です。
ポイント
- 家庭動物等の飼養及び保管に関する基準
- 展示動物の飼養及び保管に関する基準
- 実験動物の飼養及び保管並びに苦痛の軽減に関する基準
- 産業動物の飼養及び保管に関する基準
備考:
社会化の定義:社会的行動学習によって、
社会集団のメンバーとして適当な行動が
できるようになること。
犬の社会化・・・3週齢〜12週齢
猫の社会化・・・2,3週齢〜9週齢
※この社会化の間に、親やきょうだいとのふれあい、人と接触などが適切に行われることが大切。
感想
動物の飼養及び保管に関する基準等について
は、動物を飼育する上で当然の内容がかかれ
ています。一通りテキストを読むことでテス
ト対応はできると思います。
また、各動物のカテゴリーごとに基準がある
ことで基本的な考え方も学べたのはよかった
です。
また、私が書いている記事は、教本の学習内
容のほんの一部です。
この記事をみて、愛玩動物飼養管理士に興味を
持たれた方は公益社団法人日本愛玩動物協会の
ホームページもみていただければ幸いです。